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喪に服すという思いを

日本人ならば生まれてきた以上必ず家族や友人、会社に就職すれば社長をはじめとする重役の方々に接する機会があろうかと思います。結婚や昇進、子供の出産・入学・卒業といううれしい報告が表向きとして浮かんできますが、裏を返せば突然に急な訃報に接しなければならないこともあり、特に自分の家族や親戚が他界した場合は一年間喪に服すことをいやでもしなければならないのです。皇室の場合は、皇族が薨去あそばされた場合喪に服されることになっています。皇室の場合はせめて2~3日間くらいですから、一般の国民ほど長く喪に服すことはありません。ただ天皇が崩御あそばされた場合は半旗を掲げて弔意を表すことになっています。一年間喪に服すわけですから、年末ならお歳暮を贈ることは許されませんし夏場ならばお中元を贈ることはできません。できることは年始の挨拶や年賀状が出せないというつらい思いを、喪中はがきや寒中見舞いとして申し上げる以外にありません。一年間新年の挨拶を我慢するというのは子供もそうですが、家族全員が一番つらい思いをすることになるでしょう。